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どうか海へ投げ捨てないで 笑って過ごしたあの日々を

更新日:2023年7月10日


アジアンカンフージェネレーションの新譜、「サーフブンガクカマクラ(完全版)」が個人的にエモーショナルでブログを書くことにしました。


大変ご無沙汰しております。飴色はとです。

私用で絵が描けない時期が現在進行形で続いています。私の作品を楽しみにしてくださってる方には申し訳ないです。


アジアンカンフージェネレーションの「サーフブンガクカマクラ」は2008年ごろにリリースされたアルバムで、江ノ電の駅を冠した曲名が特徴的です。

この度、新曲も加わってリメイク版「サーフブンガクカマクラ(完全版)」となってリリースされました。



2010年ごろ、市町村擬人化を始めたばかりの頃、ご当地ソング、ご当地イメソンだと思いながらこのアルバム何度もリピートして聴いていました。


そして今日、新譜の発売を機に久々に聴き返しながら、あの頃・・・”市町村擬人化クラスタ1年生”だった頃の記憶が蘇ってきました。


今の作風は、それまでの自分を反面教師にしてきているので、当時の自分の作風が苦手です。

キャラクターデザインの資料は、小学校の社会科副読本とウィキペディアのみ。漫画は一切かかず、イラストのみ。なにも調べずウワサだけで、相模原が津久井郡を無理やり合併させたんだと信じていました。事実よりその方が萌えるから、みたいな理由で滅茶苦茶描いていて…黒歴史とはこのこと!


「サーフブンガクカマクラ」をモチーフにした市町村擬人化イラストを描こう!と思ったら、すでに描かれている方がいて、「遥かに絵の上手い人が私のやろうとしてたことやってるなら、私はもう描かなくていい」とちょっと落ち込んだこともありました。

でも、いまでもそういうコンプレックス的な考え方が治りません。

同じことやろうとする人なんて、二次創作でもないニッチなジャンルで見つかってしまうんだと衝撃でもありました。














(といいつつ、サーフブンガクカマクラモチーフイラスト当時描いていました)


オフ会で鎌倉へ行き、「サーフブンガクカマクラ」を片耳ずつのイヤホンで聴き、江ノ電に乗ったことも思い出です。その時ご一緒した方はもう擬人化を描かれていないし、インターネットの海のどこにいるかも私は知り得ません。でもとても楽しかった思い出です。

当時はスマホがなかったので、出先でよく迷子になっていたし、乗り換え案内や営業時間も前日に入念に調べたり、最低限のお金だけをお小遣いでもらって鎌倉や横浜に行っていました。


当時はすべてが新鮮で未知で、私も怖いもの知らずでした。

ツイッターやインターネットでの渡り歩き方も、1人で何時間かかけて出かけることも。

家に帰ってきてくたくたでも、今日見たこれを絵にしたい!という熱意があり、ノートが絵で埋まっていきました。でもだいたい描くのはキャラクターの顔だけ…(笑)


当時の自分の作風は受け入れられないけれど、うらやましく、まぶしく思います。

今は描くこと、絵を投稿することに責任を持っていることが、自分なりのプライドでもあります。

良いことだけど、嘘が伝わるリスクや、炎上への恐れから、「描きたい!」という熱を抑圧することも多いのも事実です。


そんな当時の回顧と現在の在り方、経過した時間の重さを「サーフブンガクカマクラ(完全版)」を聴きながら感じていました。この新譜のように、かつての方針への回帰は悪くないことなのかもしれません。


ブログタイトルは「和田塚ワンダーズ」の歌詞から拝借しました。



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